三連休、みなさんはいかがお過ごしですか?
夫と顔を合わせてる時間が長いと、それだけイライラが募ります。
買い物系でも遊びでも、どこかに一緒に出かけているときは、別に腹は立たないんだけど、家にいると、ヤツの行動パターンにイラついてしょうがない。
「6年間、なんて進歩のないヤツなんだ」って思ってみたけど、そういう私も全く進歩なしってことですね(苦笑)。
私が5年半ぶりに地元に戻って、早7ヶ月。
5年半離れていたとはいえ、1ヶ月に1度帰郷して1週間滞在したり、出産期でもないのに、3週間とか戻らないこともちょくちょくあった。
まあ2、3ヶ月まじめに夫の傍にいたことも、もちろんあるけれど・・・。
夫も同じ愛知県民なので、家庭では名古屋弁が継続されていたし、名古屋の話題にもそれなりに敏感だった。
子供が生まれたりして、帰省しても街に出なくなり、名古屋の最新スポットにはめっきり疎くなった。
それでも私はコッテコテ100%名古屋人だと思っていたのだが・・・。
それを否定する事項が一つだけある。
それは名古屋の味の代表、「味噌」だ。
私は結婚するまで25年間、名古屋近郊の田舎で育ち、私が物心ついたときから、味噌汁に入れる味噌はずっと同じだった。
たいした育ちではないから、特別な味噌などではなく、スーパーで売られている1㎏数百円の袋入りの赤味噌。
ちなみに私は味噌味が特別好きということはない。
名古屋人と言えば、何にでも味噌をかけ、味噌味のものを作ると思われている節もあるが、
トンカツには、ポン酢やソースをかけるし、うどんやおでんは普通の色のものを作る。
もちろん、味噌煮込みうどんは大好きだし、おでんもたまに味噌で食べるとめちゃくちゃ旨い。
結婚したばかりの頃、夫の会社の人(♀)が新居に遊びに来たいと言ってくれ、何が食べたいか尋ねたら、「名古屋の人だから、味噌カツと、味噌煮込みうどん」と言われた。
その頃は料理もほとんどやったことがなかったし、味噌カツも味噌煮込みも、実家ではめったに出ないメニューだったので、とりあえず母に電話で聞いて適当に作ったら、本当に微妙なものが出来上がってしまったのを覚えている(笑)。 ← 味噌づくしで非常に濃かった(笑)。
今なら多少はマシなものを作れる気もするが。
対外向けの外食産業でメジャーなものと、一般家庭の味がヅレているということだろうか。
話を本題に戻すと、私は味噌汁と言えば赤だしだったため、東京近郊で飲む味噌汁がダメだった。おだしが効いていれば、汁物としては美味しいのだが、合わせ味噌や白味噌の味噌汁は、私にとっては味噌汁の部類には入らず、他の種類の汁物のように感じた。
夫も家で飲むのは赤だしと言っていたので、スーパーに買いに行ったのだが、赤味噌の種類が非常に少ない。500とかの小さいサイズのが数種類置いてあるだけ。
だから、幼少期から慣れしたしんだ赤味噌を時折母に送ってもらって常備することにした。
しかし2、3年経って、友人宅で味噌汁をご馳走になる機会があり、それが本当に旨かった。
味噌を2、3種類合わせて作るということらしく、私も早速スーパーで合わせ味噌やらを2種類くらい買ってみた。
それを赤味噌に混ぜて味噌汁を作ると、何故かいつもより旨く感じた。
それ以来、赤味噌に少しずつ合わせ味噌を混ぜるようになり、いつしか合わせ味噌だけで作るようにもなった。
逆に実家に帰って味噌汁を飲むと、赤だけなので濃く感じ、美味しくない。
「私、東京に染まっちゃったんやー」と、そのとき気付いた。
4月にこちらに戻って、最初は合わせ味噌だけで味噌汁を作っていた。
それが夏過ぎに「赤味噌足してみよう」と思い立ち、実家から少しいただいてきた。
まだ全部赤味噌というわけにはいかず、少量混ぜているのだが。
だんだん量が多くなり、全部赤味噌でも美味しくいただけるようになったら、私は100%名古屋人に回帰できるのかもしれない。
赤味噌がそれを計る物差しのような気がしてならない。
名古屋に戻ってきて一番びっくりしたことは・・・